バランスのとれた自分になろう 〜自律神経のお話〜

皆さん、おはようございます。
渋沢駅南口徒歩5分。
秦野で本格的にヨガを学べるヨガハウス秦野、金曜日担当インストラクターのNagisaです。
11月になりましたね。
いつもレッスンご参加頂きありがとうございます。
アーサナ(ヨガポーズ)を練習されている皆さんは、だいぶ
身体の左右
柔軟性と筋力
などのバランスが取れてきたと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。或いは
左右がこんなに違うな。
とか
筋力がなくてアーサナが安定しないな。
等の気付きを得てる方もいらっしゃると思います。
いずれにしても素晴らしいです!
例えばですが、アーサナの練習は右ばかりやらないですよね。
前屈ばかりもしません。
そう、均等な動かし方でバランスを取るんです。
それでは皆さんは
心身のバランスは取れていますか?
お仕事とプライベートのバランスは…?
アーサナはバランス良く練習をするのに、上記の質問には、"△"や"?"の方がいらっしゃるかもしれません。
勿論、日や時期によっても変化すると思いますし、自分の意思ではコントロールできないことも多々あるかと思います。
アーサナの練習では、呼吸(呼気と吸気)を観察しながら、身体のバランスを取れる様になっていくことで、身体と同様に、心の柔軟性や強さが増したりバランスが取れる様になります。
できなかったアーサナが出来るようになる事は自己肯定感にも繋がりますのでとても素晴らしい気分ですよね!
しかしながら練習歴が長い方、定期的な練習を行えている方こそ、練習でのバランスについて、もしくはヨガをしている自分と社会人としてのバランスなど客観視する必要もあるかもしれません。
また、身体的・アーサナでの向上が起こると、強い練習やアーサナの技術を上げるだけの練習に陥り、日常でも筋肉の過緊張が取れない、アーサナの出来ばかり追いかけてしまう、パワフルになり過ぎて地に足が着かないといった偏りも生じ得ます。
【バランス】をキーワードに、アーサナの練習では「緩めていくこと」「委ねること」「心地よさ・穏やかさ」も大切に、アクティブさとのバランス、心とのバランスを今一度考えていきたい所です。
さて、【バランス】というキーワードから今回は「自律神経」をピックアップしてお話を進めたいと思います。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなります。
交感神経は「闘争と逃走の神経」とも言われる通り、激しい活動の時に優位になり、基本的には朝から昼間にかけて働きます。
副交感神経は身体を休めている時に活性化され、夕方あたりから次第に活発となり、夜から深夜にピークを迎えます。
昼夜逆転の生活
トップギアを入れ続けなければならないストレスレベルの高い仕事に従事している、等
の方は自律神経のバランスが乱れて心身に不調を来しやすく『自律神経失調症』という病気もよく耳にする様になってしまいました。
交感神経・副交感神経のリズムを無視をして活動していると不調が起こり、重症化すると消化不良、動悸、冷え、不眠等の症状として現れます。
また、ちょうど今の様な季節の変わり目にも乱れやすいです。
ですが、自律神経はライフスタイルに気をつける事やヨガによってある程度コントロールし、バランスを整える事が出来ると言われています。
多くのヨガクラス冒頭では最初の写真の様に坐って目を瞑り、ご自身の内へ向かい呼吸・身体・マインドを見つめセンタリングします。
ここで呼吸が深まっていくと穏やかな感覚になり、本来のご自身に戻って行くような心地よさを感じられます。よかったら時々、普段でも心地よく安定して坐り目を閉じてみて下さい。
更に自律神経のバランスを整えるヨガの練習の代表格と言えば、『アヌローマ・ヴィローマ』という片鼻呼吸法があります。
これも時々『リラックスヨガ 』でよく行います。
吸う→止める→吐くを片鼻交互に行います。
(詳しいやり方は毎週金曜日11:15〜のクラスで!)
また、この時期の強まる冷え込みや乾燥で不調になりがちな呼吸器系(鼻炎等)にも効果アリ!積極的にやりたい練習の一つです。
そして『バーラーサナ』( チャイルドポーズ / 子供のポーズ)。
お休みの代表格ポーズですが、単にクラス中の肉体的な疲労を休めるだけでなく、常に脳が心臓の上になっている状態で過ごしている私たちの脳と心臓と同じ高さ、或いは脳を少し低くする事で、副交感神経が優位な状態で身体を機能させ、心身に楽な状態を作ります。心臓と肺の裏側が広がり、呼吸がしやすくなる事もその感覚をサポートしています。
ちなみに写真では、『リラックスヨガ 』でよく行う、サポートのある チャイルドポーズ です。意外と チャイルドポーズ でも腰を伸ばし過ぎていませんか?常に頑張り過ぎる方にオススメのバージョンです。
そして最後にご紹介したいのは…
みんな大好き(笑)シャバーサナ(屍のポーズ)です。
これこそ心身を緩める究極のアーサナ。
クラスの最後や最初に行うことの多いシャバーサナ。取り組みやすいアーサナですが集中して、そして緊張をすっかり手放した状態でできてますか?
普段頑張っているご自身に、それまでのクラスで生み出されたエネルギーや、肉体への集中を一時的に手放し、動と静のバランスを取りましょう。
コツはイメージと自己暗示を続ける事で寝落ちする事なく、心身をリラックスに導くこと。
温かく柔らかい大地・フカフカの芝生の上に寝そべってる様な安心感。
身体の力が抜けるから自分がどんどん重ーく重ーく…
それまでの深呼吸とアーサナの練習で血流が良くなり温かい、温かい、温かい…
周りの空気、そして背中側の大地(マット)との境目が曖昧になり、今度はフワッとした軽さが訪れる……
吐く息でどんどん身体の緊張もストレスも、ネガティブな考えも放出していく。
例えばこんな具合。
そして起きる時はシャバーサナ前とも
そのヨガの練習の前とも違う新しい自分に生まれ変わるイメージで起きていく。(より良い自分、などのジャッジは無く、ありのままの自分を受け入れていく!)
私も、家での練習ではついつい割愛してしまったり、
皆さんのレッスンでももっと長く取ってあげるべきなのに、コアプラクティスに時間を割き過ぎて短めになってしまったり…「バランスの悪さ」に私自身が反省しているポーズでもあります。。。
如何でしょうか?
坐る
片鼻呼吸法(アヌローマ・ヴィローマ)
バーラーサナ( チャイルドポーズ )
シャバーサナ
バランスの重要性を再確認して、マットの上ではもちろん、マットを離れた日常でもバランスの取れた人、バランス良く心地よく過ごせる自分を目指したいですね。
そのお手伝いに、私たちインストラクター一同、いつもヨガハウスで皆様をお待ちしております。
長文を最後までお読み頂きありがとうございます。
NAMASTE
Nagisa